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本屋?いやいや、やりたい屋。
第21回 五感で読む
帰国中の甥姪と、今年もディズニーシーへ。去年初めて体験したアトラクション「ソアリン」に今年も乗りたいと、炎天下のなか行列に並ぶ。空飛ぶ乗り物ドリームフライヤーに乗って世界を旅する人気アトラクションだ。最新のデジタルプロジ […] -
本屋?いやいや、やりたい屋。
第20回 伝えたいから生まれる言葉
アイルランドに住む6歳の姪の作文がLINEで送られてきた。お題の「すきなおべんとうは」に続く形で書いてあるのだが、お腹が痛くなるほど笑ったあと、ちょっと感心してしまった。 「すきなおべんとうはきめれません。でもあるかもし […] -
本屋?いやいや、やりたい屋。
第19回 カブティーの生き様
この間、新入学のフェアを引いたと思ったら、もう夏休み。6月の下旬には夏の商品が入荷してくる。本当に季節が巡るのは早い。うかうかしていたら、あっという間にクリスマスだ。 それにしても、この数年の自由研究キットの種類の多さに […] -
本屋?いやいや、やりたい屋。
第18回 私の推し活事情
「大好き会」のメンバーの一人でもある編集者のCちゃんは、「すとぷり」に沼っている。「すとろべりーぷりんす」という顔出しをせず、主にYouTubeを主戦場に活躍する6人組のグループだ。たまに「推しの曲聴いてー!!」と彼女か […] -
本屋?いやいや、やりたい屋。
第17回 5人いる!
4月某日。久々に出張以外で新幹線に乗っていた。目的地は岩手の新花巻。大沢温泉での「鬼ヶ島通信」の合宿に参加するためだ。「鬼ヶ島通信」は新しい子どもの本の世界の構築を目指す雑誌で、佐藤さとるさんが始められた。今は編集長の那 […] -
本屋?いやいや、やりたい屋。
第16回 明日私が死んでも
新規の出店が続いている。とは言っても私はほとんど何もしていなくて、頼もしい各店児童書精鋭メンバーが奮闘している。児童書の統括チーフなんて肩書がついているくせに、もっぱらEHONSに時間を取られている私は、メンバーからのメ […] -
本屋?いやいや、やりたい屋。
第15回 見えないものの値段
先日、ちょっと素敵なイタリアンで業界の先輩と3人で飲んでいたら、流しのマジシャンが入ってきた。「おもしろかったら気持ちでいいのでお金を払ってください」とその若いお兄さんがいうので、軽い気持ちでマジックを見せてもらうことに […] -
本屋?いやいや、やりたい屋。
第14回 本で人は繋がる
BOOK FUN LETTER 2023が始まった。2019年から丸善ジュンク堂書店で開催している「好きな誰かに、好きな本のことを、手紙を書いて伝えよう」という企画だ。楽しかったことや、うれしかったことを手紙として送る […] -
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第13回 いろんなわたし
先日某児童書業界誌にインタビューしていただく機会があった。それも書店員としてではなく、編集者として。聞き手は、業界の大先輩。懐深いインタビュアーにすべてを委ね存分に話をさせてもらいながら、あらためて、自分をなぞっていく […] -
本屋?いやいや、やりたい屋。
第12回 忘れられないクリスマス
児童書担当にとって一番地獄のような期間、それはクリスマス。街が浮かれれば浮かれるほど、殺伐とする私たち。一番の山場は12月だけれど、品出しは11月の頭。大量に仕入れた商品を配架し一息ついた頃、別店舗で働く後輩が店に寄っ […] -
本屋?いやいや、やりたい屋。
第11回 だいじょうぶ だいじょうぶ
EHONS TOKYOが1周年を迎えた。「絵本から始まる、すべての人の物語のために」をコンセプトにもっと絵本の世界を楽しんでもらうための場所として、2021年10月に丸善丸の内本店内にオープン。簡単に言えば絵本と雑貨の […] -
本屋?いやいや、やりたい屋。
第10回 たどり着いた言葉
7月中旬から帰国していた妹と甥姪は、8月末アイルランドへ帰っていった。1カ月半、仕事以外のほぼ全時間を甥姪に捧げた伯母に残されたのは蓄積された疲労だ。抜けない倦怠感のなか、前回に引き続き甥との「言葉の思い出」を書き記し […] -
本屋?いやいや、やりたい屋。
第9回 言葉を自分のものにするとき
この夏、3年ぶりにアイルランド在住の妹と甥・姪が帰国している。コロナのせいでずっと叶わなかった。5歳だった甥は8歳に。日本語も達者になった。 感染対策しつつ、なんとか久々の日本を満喫させてあげたいと伯母さんは必死だ。 […] -
本屋?いやいや、やりたい屋。
第8回 大好き会
定期的に集まる会がある。メンバーへの大好きが募りすぎると会いたくなるので「大好き会」。とはいっても頻度は高くなく半年に1回程度。出版社所属の編集、フリー編集、作家、ネット書店、リアル書店と、それぞれの立場で奮闘する同世 […] -
本屋?いやいや、やりたい屋。
第7回 私の居場所
ビックロ閉店のニュースに、ジュンク堂書店新宿店のことを想う。新宿店のことを考えると、私の心はきゅっとなる。はじめて自分の足で立てた場所。24時間いてもいいくらい、大好きだった私の居場所。 最初は本当に狭い狭い児童書売 […] -
本屋?いやいや、やりたい屋。
第6回 会いたくなる人
出勤前、土日祝日は必ず二重橋前のローソンに寄る。彼がいるからだ。商品は必ず両手で受け取り「ポイントカードはございますか? お支払いは? はい、PayPayですね。はい、コードを真ん中に合わせて……(バーコードに機械をか […]