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いまいちど、本屋へようこそ
第47回 本と、もっと
東京・新宿区の市谷にあるDNPプラザにおいて、10月17日から12月27日の日程で「本と、もっと仲良くなる仕掛け展」が開催されている。DNPと武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション学科との共同研究で生まれた、人が本 […] -
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第46回 読解と読書
学校図書館の担当者研修会に参加し、先生方の声を聞く機会をいただいている。話題は、子どもたちに本を読ませるにはどうしたらいいかである。 そのような場ではいつも、『AIvs.教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社刊 […] -
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第45回 なにかと楽しい秋
スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋など秋はなにかと楽しい季節である。 読書の秋もそのひとつ。本屋や図書館で、秋にイベントやフェアを開くところも多く、本と読者の出合いの季節の到来だ。 昨年はコロナ禍で恒例となっている本 […] -
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第44回 相模原市の事例に学ぶ
神奈川・相模原市は9月、市議会の定例会議に提出する一般会計補正予算案で、市立小中学校の学校図書購入費について当初予算の約4倍となる約9400万円を計上し提出した。 文部科学省による令和2年度「学校図書館の現状に関する […] -
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第43回 「読書の時間」の現在
東京都に設立認証申請してから3カ月が過ぎた9月26日、ようやくNPO法人「読書の時間」として認証が下りた。 まだまだ設立に関する事務手続きは終わらないが、まずは「本に関する授業『読書の時間』を学校に提供する」という目 […] -
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第42回 悩み多き日々
円安やエネルギー価格の高騰など様々な要因による物価高が続いている。 僕が役員を務める書店「北上書房」(岩手・一関市)ではこれまで、効率化を図り、経費を削減するべく努力してきた。しかし、水道光熱費、資材費、運搬費の顕著 […] -
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第41回 読書とアウトプット
今年に入り、学校図書館関係者とお会いする機会が飛躍的に増えた。その際、必ず議題となるテーマが「スマホ、ゲーム、動画志向の生徒に対する読書指導」と「読書者数、読書冊数を増やす効果的な取組み」だ。 読書感想文に変わるアウ […] -
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第40回 スマホと読書
文部科学省は7月28日、全国学力テストの結果を発表。あわせて、一日あたりのスマホの利用状況調査を元とし、平均正答率との相関関係の分析結果を初めて公表した。 それは「小中学生ともSNSや動画視聴の時間が長いほど正答率が […] -
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第39回 ぎふメデイアコスモスへ
先日、念願だった岐阜市の複合施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」を訪問することができた。岐阜市立中央図書館が入るこの建物は、美術館やショッピングモールと見紛うような洗練された外観だ。緩やかに湾曲した木造の格子屋根と […] -
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第38回 立山町の本気
6月6日、富山県立山町のホームページにこのような公募が掲載された。 「町の『本屋さん』開業者を募集します!」「この度、町では、住民の日常生活の向上と中心市街地の賑わいづくりの一環として、『本屋さん』を開業していただけ […] -
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第37回 外濠書店が生む可能性
本には旬がある。 発売日は著者や出版社が決める。新刊書籍の売り時は、発売日から数週間と言われている。あくまでも新刊として店頭で展開されることにより、書店店頭でお客様が出合い購入する効能性が高い期間と言えるだろう。 […] -
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第36回 三砂さんの問いかけ
「本屋を始めた。次にぶつかる問題は、どうやって続けていくかです」 梅田蔦屋書店人文コンシェルジュの三砂慶明さんが企画・編集した『本屋という仕事』(世界思想社)を読み出合った言葉だ。 久しぶりに読み応えのある本屋の考察 […] -
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第35回 NPO「読書の時間」設立
今ある本との出合いの場を未来に繋いでいくためにできることはないかと考え、議論してきた仲間とともに「NPO法人読書の時間」の設立総会を5月27日に開催した。今後はこの法人を通じて、読書推進の具体的な施策を提案していきたい […] -
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第34回 産地直送上野の森
5月3日から5日にかけて「上野の森 親子ブックフェスタ2022」が開催された。3年ぶりに上野公園で行われると聞き、初日に会場へ足を運んだ。天候にも恵まれ、家族連れを中心に多くのお客様が、出店している出版社のブースで熱心 […] -
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第33回 出版業界全体で
われわれ未来読書研究所の活動でもっとも大切な柱は、学校における読書推進活動だ。 これまで、学校の現場で具体的にどのような活動が行われているかをヒアリングしてきた。そこから「生活のなかに本のある人を育てる」という視点を […] -
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第32回 町を出て18年
身が引き締まるお手紙をいただいた。差出人の住所に見覚えがあったからである。 標高1000メートル級の奥羽山脈に囲まれた特別豪雪地帯・岩手県西和賀町。そう、僕が生まれ育った町だ。その町に一軒だけあった本屋が僕の実家であ […]