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いまいちど、本屋へようこそ
第31回 指定管理者と納入業者
地方自治法の一部が改正され、公の施設の管理に関し、新たに「指定管理者制度」が創設されたのが2003年9月。それまでの管理委託制度では、地方自治体が公の施設の管理を委託できるのは、一部の公共的団体などに限定されていた。だ […] -
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第30回 まだ11年もう11年
昨年は、東日本大震災から10年という節目の年であり、様々な媒体で特集が組まれ、岩手・宮城の書店の皆さんにお話をうかがう機会をたくさんいただいた。 もっとも多くの方が話されていたのが、年々進む人口減少。とくに購買意欲の […] -
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第29回 プロポーザルへの挑み方
前回、公共図書館への図書納入に関して、プロポーザル入札制度の導入と「税の域内還流化」から脱する流れについて書いた。その反響が大きかったので、ここであらためてプロポーザル入札制度に対応するために、書店として検討すべきこと […] -
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第28回 プロポーザルの明暗
書店経営の柱の一つに、公共図書館への図書の納入がある。入札制度による過度な価格競争の末の値引きや、装備作業の無償提供が前提となっているなかで、資本力の小さな書店は何とか踏ん張ってやってきた。 入札制度については、価格 […] -
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第27回 書店vs.図書館への所見
最近、SNSで「図書館は書店業界の敵ではないか」というテーマが議論されているのを見かけた。図書館と書店業界で、折に触れて巻き起こる議論と言えるかもしれない。 いつも思うのだが、図書館が無料で本を貸し出すから、書店の売 […] -
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第26回 お寺と本
岩手・盛岡市の名須川町にある専立寺で、毎週金曜の夜に本を販売する「夜行書店」が開かれているというニュースを見かけた。 本来お寺は「受け入れる場所」であり、誰が来ても拒否しない場所であったのだが、現在では仏事の際にしか […] -
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第25回 最も多かった相談
昨年もっとも多かった相談は、本を活用した地域連携、地域コミュティづくりについての相談だった。 空き店舗や空き家を活用した地域コミュニケーションの再構築が地方を中心に進んでいる。地域住民の連携は、不特定多数の住人との関 […] -
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第24回 国語教育と小説
2018年に告示された学習指導要領が、22年度から実施となる。国語の「選択科目」は「国語表現」「現代文」「古典」という枠組みから、「論理国語」「文学国語」「国語表現」「古典探究」に変更されている。 18年当時はこの変 […] -
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第23回 「○○と本屋」成功の鍵
先日、久しぶりに本屋の開店に向けた棚詰め作業をした。約20坪の小さな売場だが、空の棚を本で埋めていく作業はワクワクする。 売場づくりのお手伝いをさせていただいたのは、12月1日に開業した「本の世界を旅するホテル ラン […] -
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第22回 小さいけど本屋
大磯駅近くで営業していた、地元のクラフト作家のための常設店「つきやま」。9月5日にリニューアルオープンし、本の取扱いを始め、「つきやまBooks Arts&Crafts」として生まれ変わった。 それまで、大磯駅周辺に […] -
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第21回 純粋に好きだった頃
緊急事態宣言が明け、少しずつ日常を取り戻していることを、まちから感じるようになってきた。 先日、秋の陽気に誘われ、純粋に本に出合いたくて久しぶりに本屋巡りをした。 本や本屋に関わる仕事をしていると、純粋に好きだった […] -
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第20回 人と地域と本と
過日、ある本屋の店主から「残念ながら閉店することになった」と報告を受けた。以前、営業継続の相談を受けたこともあり、わざわざ足を運んでくださった。 人口減少が続く無書店地域につくられた、まちのちいさな総合書店。そこには […] -
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第19回 書店には何がある?
NHKの「あさイチ」で取り上げられたことがきっかけとなり、書評誌「本の雑誌」が初めてつくった10代向けブックガイド『10代のための読書地図』(本の雑誌社)が話題を呼んでいる。 同書は、本を押し付けることを目的にしてい […] -
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第18回 もち屋のうぬぼれ
僕は楽天ブックスネットワークで、誰でも本屋さんになれる書籍少額取引サービス「Foyer(ホワイエ)」を担当している。 「Foyer」とは、フランス語で待合やロビーという意味。本がもつ力を通して、くつろいだり、社交の場 […] -
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第17回 老後は読書三昧?
ここ数カ月間、高齢者の読書についてヒヤリングを中心とした調査を行っている。高齢者の読書についての議論は思いのほか少ない。 文化庁の「国語に関する世論調査」(2013年度)で、今後の自分の読書量を増やしたいか否かの意欲 […] -
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第16回 あの時訪れた本屋
夏休み、久しぶりに本屋を巡るだけの旅に出た。道中、飛行機の中で再読した柳美里『南相馬メドレー』にこんな一節があった。 「本は、単なる商品ではありません。読者は、消費者ではないのです。(中略)自分の中に確かに存在するけ […]